こんばんは、快斗です。
「政治なんて自分に関係ない」って、思ってない?
でも2025年、その“無関心の壁”をぶち破ってきた政党がある。
名前は、参政党。
テレビをスルーしてTikTokへ。堅い政策論より、ライブ配信での本音トーク。
Z世代に刺さったのは、政策じゃない。“問いかける姿勢”と、“届く言葉”だった。
「この国は誰のものか?」そんな根源的な問いを、正面からぶつけてくる。
今回は、参政党がZ世代の“心のレバー”をどう掴んだのか、データとストーリーで徹底解剖する。
2025年、Z世代はなぜ参政党を支持するようになったのか?
「若者は政治に興味がない」──そんな古い定説が、2025年には完全に色あせている。
実際、20〜30代の若年層の間で、“ある政党”への関心が静かに、しかし断固として広がっている。
参政党だ。
共同通信の調査では、全国支持率が約8.1%、その内、若年男性(30代以下)では16.2%という驚異的な数字を記録。無党派層からの流入も含めると、約12%超が“初めての政党支持”として選んでいる。
それだけではない。参院選で投票率が伸びた自治体ほど、参政党への得票が増加したという分析もあり、まさに“新たに政治に目覚めた人々”が動いた結果だと専門家は指摘している。
他の野党と比較しても、立憲民主党(支持率約11%前後)に迫る支持を若年層で得ているのは異例と言っていい。
では、なぜここまでZ世代の心を掴んだのか?
その答えは、彼らが掲げる政策の是非でもなく、“あなたの心に刺さる届け方”そのものかもしれない。
参政党のSNS戦略:テレビ世代を飛び越えた「可視化と共感」
「政治はつまらない」「難しくて遠い」──そんな若年層の諦めと思考停止に、参政党の動画は突き刺さった。
それは偶発的な“バズ”ではない。そこには、“問いかける政治”の強固な仕組みがある。
参政党は、単なる伝達ツールではなく、共振するプラットフォームをSNS上に築いたのだ。
2025年の参院選では、YouTubeの関連動画再生数が17億回超、「切り抜き系」動画だけで約9億回──圧倒的な拡散力で他党を凌駕した。
単に演説するのではない。長尺のライブ配信をベースに、選ぶ時代から参加する時代へを演出する構造を築いた。
TikTokやInstagramでは、政策説明ではなく、「このままの暮らしでいいの?」といった感情に直結する問いかけコピーを短尺で展開。若年層の目線に丁寧に届く。
視聴者コメントへの即時反応、ライブチャットでの質疑応答──その形式はまさに“ストリーマー政治”そのものだ。
政治コンテンツとして立ち上がり、エンタメとして共振する。支持の源泉は、政策よりも演出にある。
政策の中身より“言い方”が刺さる?Z世代の心に響く理由
参政党が掲げる政策をざっと見てみよう。
「消費税ゼロ」「子育て支援の拡充」「オーガニック食の全国展開」「憲法議論の再活性化」──内容だけなら他の政党とも重なるかもしれない。
だがZ世代にとって本当に大事なのは、“何を言うか”より、“どう伝えるか”だ。
問いかけ型の街頭演説では、いきなり政策の羅列ではなく、こう突きつける。
「給料、10年後もこのままでいいんですか?」
「少子化が止まらないままで、あなたは納得できますか?」
それはまるで、教育系YouTuberが語りかけるようなトーンだ。
さらに政策のテキストにも、官僚言語ではなく、シンプルで気持ちに刺さる言葉選びが際立つ。
「食と健康を守る」「政治を“日常”に戻す」
つまり、彼らが語っているのは、抽象的ビジョンではなく、Z世代の“暮らしの感情”を代弁する言葉そのもの。
最新の党政策一覧でも、食品安全・子育て支援・環境保全・国家アイデンティティなどが、「共に作り上げる物語」として提示されている。([turn0search1])
さらに、オーガニック食政策には、「地産地消」や「食と健康の安心保証」という生活直結のメッセージが魂を揺さぶる。
つまり、Z世代にとって参政党の最大の武器は、政策そのものではなく、それを“自分ごと”に見せる言語の魔術にある。
離党者が続出する中でも、なぜZ世代の支持は崩れないのか?
参政党は2023年以降、地方議員や支部メンバーから複数の離党者が続出している。
原因とされるのは、「独裁的な運営姿勢」「党内議論の封じ込め」「公約と現実のギャップ」──批判の声は枚挙にいとまがない。
一見すれば、政党としての信頼を揺さぶるスキャンダルの連続に見える。
それなのに、驚くべきことにZ世代の支持率は微動だにしていない。交流の場では、「離党=内部告発」「組織の成長過程」とポジティブに受け止める声すらある。
なぜか?
それは、Z世代が望むのは“完成された政治”ではなく、“変化を恐れない政治”だからだ。
2025年参院選で参政党が参議院14議席を獲得した際、その支援層は若年層に偏っていた。選挙においても「若年層ほど支持を伸ばす」という傾向が顕著だった。
離脱者の証言によれば、多くが「幹部の一方的決定」「地方の意見排除」を離党理由に挙げている。
にもかかわらず、若者はそれを「政党がまだ完成されていない証拠」として受け止める。
構造化された政党であれば、党内の綻びはカモフラージュされ、若者にとっては“息苦しい装置”となり得る。
だが参政党は、むしろその“未完成さ”を武器にしている。
自由さ、不確実性、改善余地──それらは、変革願望を抱き続けるZ世代が持つ、“伸びしろに期待する心情”と重なる。
だからこそ、炎上も分裂も――Z世代にとっては“ドラマ”であり、“自分たちも関われる余白”として受容される。
未来シナリオ:Z世代が主権を握る時、参政党はどう変わる?
Z世代を巻き込んだ参政党──だが、この勢いはどこまで続くのか?未来は予測不能だ。
ここでは、参政党の“これから”を3つの想定シナリオとして描いてみよう。
① Z世代主導で政策刷新へ:参政党2.0
Z世代が党の中枢に食い込み、自らの言葉で政策を描き直す――。参政党の次章は、まさに若者が主役となる可能性を秘めている。
ジェンダー平等、気候変動、地方創世……これらは、既成政党のテンプレでは語り尽くせないテーマ。
Z世代の視点とアクションが加われば、その解像度とスピード感は格段に変わる。
② 組織化と保守化:旧来型政党への収束
人気と資金が増えれば、安定志向が党内に根付く。
統一会派や連携、官僚的体制への収束――その先にあるのは、“自由度なき秩序”だ。
既存政党との溶解・統合が始まれば、Z世代が感じていた“新しさ”は跡形もなく消えていく可能性もある。
③ プラットフォーム型へ進化:「問いのプラットフォーム」構想
参政党が政権を狙うのではなく、市民の声を集める「問いのプラットフォーム」へと舵を切るシナリオも考えられる。
投票者が意見を投稿し、各地で対話が生まれる草の根の場を育てる――まさにZ世代が求める“政治のアップデート”。
党そのものが公共圏として機能し、政治教育と実践を結びつけるハイブリッド型の進化だ。
どの道を進むのか?それは党首や幹部だけでなく、あなた自身の選択と関与にかかっている。
結論から言おう。
Z世代が求めていたのは、“正確な政策”でも“大げさなスローガン”でもない。
「自分ごととして語りかけられる言葉」──それこそが本質だった。
参政党はそれを最も早く察知し、SNSと動画という武器で実践した。
生活を切り取るような言葉、問いかけるテンポ、その共感力。
離党騒動や批判にもかかわらず、参政党が「政治が自分ごとになった実感」を届けたのは間違いない。
参議院選で議席を一桁から二桁に伸ばした背景には、SNSを軸にした「参加型言説」と「生活目線の政策」の掛け算があったことが、多くの報道で指摘されている。
と同時に、分析によれば若年層に響く話法――“説明不足すら問いかけと見なされる構造”――が支持率と強く相関しているという。特に10〜20代には、「説明に熱量があれば、完璧な論理性よりも心掛かりを喚起する言葉」が受け入れられている。
だからこそ、確かなのはZ世代が政治を“選ぶ主体”として動き始めたという事実だ。
あなたは、この動きを“ムーブメント”として捉えるか?
それとも“一過性のバズ”に過ぎないと切り捨てるか?
答えはあなたの中にある。
- Q. 参政党のZ世代支持率は?
→ 2025年現在、20〜30代男性の支持率は16%に達しています(共同通信調査)。 - Q. なぜ若者に人気なの?
→ SNS・動画・問いかけ型発信が共感を呼んでいるからです。 - Q. 離党者が多いのに支持が続いてる理由は?
→ 不安定さを“リアルさ”として好意的に捉えるZ世代の特性が背景にあります。 - Q. 政策内容は何が評価されてる?
→ 消費税撤廃・オーガニック食・教育改革など、生活直結型の政策が支持されています。
※情報は2025年8月時点の公的資料および報道記事に基づきます。
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